103系横浜線の製作③

車体の組み立てが完了したら塗装を行います。今回からはエアブラシの塗装をやってみます。変な中華なモノを買って使えなかったら嫌ですから、値段も手頃な初心者でもお手軽に使えそうな「タミヤスプレーワーク・ベーシック エアコンプレッサー/エアブラシ」を購入しました。ちゃんと国産ですが、AmazonでACアダプター込みで¥10,000くらいで買えました。このエアブラシはタミヤのラジコンバッテリーでも動くので、外の電源が無い場所でも使えるというシロモノ。なので、天気が良い日には外で塗装、なんて事も簡単にできるみたいです。まあウチは外にもコンセントがあるのでラジコンバッテリーは買いませんでしたが。

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まずはサーフェイサーで下地を塗ります。サーフェイサーは普通に缶スプレータイプを使用しました。

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春の湿度が低い晴れの日だと塗料があっという間にすぐに乾くので効率良い作業ができます。

次にいよいよエアブラシの登場。スプレーワークが梱包されていたAmazon段ボールを塗装ブース代わりに使い、割り箸を立てるのには¥100ショップのセリアで売っている「猫の爪研ぎ(マタタビ粉付き)」をペインティングブースとして使います。これは簡単に塗装物を立てられるのでイイですね〜。

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色は車体に「黄緑6号」・屋根に「軍艦色(1)」を希釈してエアブラシで吹きます。ベンチレーターや冷房装置は「ねずみ色1号」や「銀色」で筆塗りします。

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屋根に塗った「軍艦色(1)」は試しに水性塗料を使ってみたのですが、アクリル絵の具と同じような感じでビシャビシャになってしまい、マスキングの隙間から滲みて下の塗装に被っちゃうは、全然乾かないわで一苦労しました。乾いても半艶では無くピカピカの状態になってしまいました。水性塗料は濃度や吹き具合の調整が非常に難しく、初心者がエアブラシで吹いて使うようなものではなさそうですね。使いこなしが大変でした。

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プロトタイプの蒲田電車区「カマ24編成」実車に合わせ、冷房装置のバリエーションで遊んでみました。手前からサハ103-60は非冷房・モハ102-473は一番古いタイプのAU75B・モハ102-331はステンレスキセで銀色のAU75G・一番奥のクハ103-353は一体モールドで最初から付いているAU75Eにしました。銀色のAU75G以外は「ねずみ色1号」で筆塗りしました。

Hゴムはサハだけ黒にしてその他の車両は屋根上機器と同じ「ねずみ色1号」、窓枠はマッキーペイントマーカー極細・銀を使って塗りました。これは手軽ではみ出しにくく、面相筆を使うより楽かも知れません。アルコール系なので無水アルコールで拭き取れますので、はみ出しても安心です。
 

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一通り塗装が完了したら、JRマークなどのレタリングを施します。車体表記は211系の時と同じくハイキューパーツ・クリアデカールTHで自作したものを貼り付けています。

続いて方向幕と、横浜線のシンボルである「横浜線」の看板をパソコンで作成します。

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ソフトは「Inkscape」を使い、国鉄っぽいフォントを使用して方向幕を作っていきます。快速運転を始めたばかりの時代の横浜線なので「[快速]八王子」の幕にしようと思っていたのですが、必要もないのに当時の蒲田電車区の方向幕の全コマを作成してしまいました。A4のスペースに余裕があったので相模線の幕までついでに作成してしまいました。

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横浜線」の看板は写真から切り取って様々なサイズで作成して現物合わせでサイズを決めました。Nゲージでは4.5mmくらいが丁度良いみたいです。「快速・八王子」の幕もテストショットを切り抜いて現物に当ててみてサイズを確認しました。

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トップコートを吹いて車体は出来上がりです。あとは室内灯とライトの点灯化を行なっていきます。