205系500番台の製作⑤

今回はキット工作のクライマックスである塗装の作業です。有給休暇を活用して一気に塗ってしまおうという考えで、有機溶剤を大量に使うことから天気も良さそうなので外で作業を行います。

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新聞紙で養生して、下地のサーフェイサーを缶スプレーで塗ったところで異変が判明。どうも外は季節柄雑草の種が大量に浮遊しているようで、塗ったそばから細かい毛みたいなヤツが付着してしまいます。こりゃダメだという事で急遽室内で作業をすることに変更しました。やはりいつでも試し塗りは大事ですね。本番の車体に毛みたいなヤツが付いてしまったら後が大変ですから....

室内の養生を済ませてAmazon段ボールを使った塗装ブースを用意して作業開始。まずサーフェイサーを吹いて、ステンレス車の質感を出すために艶あり黒を吹きます。

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ここまで来たところで、乾燥中にスマホをいじっていたら何とこの日に貨物列車「福山レールエクスプレス」にEF66 27が充当されるという情報を発見。あと30分で通過するという事なので急いで線路側へ自転車で走ってなんとか間に合いました。

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Nikon D300+AF-S NIKKOR 16-85mm/f3.5-5.6G ED VR 1/2500 f8 ISO800

R1馬入橋から綺麗に撮影できました。模型鉄と撮り鉄を並行作業するのは忙しいですねぇ(^^;

撮影から帰ってきたら、次はシルバー1回目の塗装です。色はガイアノーツ・ライトステンレスシルバーを選択。ここまでは普通に吹いてしまいます。

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ここまでは通常の塗装作業で、出来栄えもこれで悪くないのですが、今回はステンレスの質感を何とか出してみたいと思って、もう1色シルバーを重ねてみたいと思います。

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昨日頑張って切り出したマスキングテープを窓周りと客用扉にひたすら貼っていきます。4両貼るだけで1時間半掛かりました。こういった面倒臭い作業が出来栄えに反映されるので、手間を惜しまないようにしないと。趣味のものですから。

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全部貼り終わったら、ガイアノーツ・ダークステンレスシルバーを吹きます。既にシルバーが塗ってあるので、割と薄めに希釈しても大丈夫そうな感じです。

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ダークステンレスシルバーは表面加工していないステンレスそのものという発色で、若干黒光しているような重たい質感です。ちょっとこれは期待できそうですね。

乾いたところで、ドキドキのマスキングテープを剥がす瞬間です。

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思わず、「おー、いいじゃん!」と声が出てしまいました。やはり手間をかけた甲斐がありますね。ただただニンマリ。全然模型製作とは関係ない娘にまで「どうコレ?」と見せてしまいました。

屋根は軍艦色(1)で塗って冷房装置はライトステンレスシルバー、パンタグラフはダークステンレスシルバー、ベンチレーターとスカートはねずみ色1号で塗って車体を組み立てます。

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仮に床下も付けて歪みがないか確認します。何故か床板が短かかったので若干延長してスカートと連結器が正しい位置になるよう調整しました。

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いやぁ、以前からこのステンレスの質感の違いを出したかったんですよね。国鉄ステンレス車はこうでなくっちゃ。こういった精細な塗り分けはエアブラシじゃないと出来ないので、やっぱりエアブラシを買って良かったですねぇ。

あとは顔の黒い部分の塗りです。昔はこういった部分はエナメル系塗料で塗ってはみ出した部分を薄め液で拭き取るのが定番でしたが、今時のやり方だとしたらガンダムカラー・スミ入れ用<ブラック>でお手軽にブラックフェイス。

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これは簡単です。何しろ極細ペンですから、細かい部分まで入りますし万一はみ出してしまっても消しゴムで消せるので安心です。本当、ガンプラミニ四駆のお陰で便利な道具が安価に出てくれて嬉しいです。