伊豆箱根鉄道5000系の製作⑥

今日は妻面の加工と車体の組み上げを行いました。

205系の妻板は下のように縦方向にビードが入っていますが、伊豆箱根鉄道5000系はビードが無く窓もありますので、ビードを削って窓を開ける作業を行います。

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ビードを削ります。ダイソーで買ったミニルーターが大活躍。細かいところまで簡単に削れますね。これは楽です。荒削りが終わったら1000番の耐水ペーパーで研いでおきます。

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次に窓を開ける準備です。寸法を測ってマッキー極細でラインを引き、ラインの内側に合わせるようにピンバイスφ1.0で窓に沿って9箇所穴を開けていきます。

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穴を開け終わったら、穴を繋ぐように切断すれば窓の穴が開きます。後はカッターと棒ヤスリで整形すれば出来上がりです。

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ここからは普通の板キットと同じように車体を組んでいきます。L字型に接着して、水平垂直が出るように微調整しながらL字型同士を接着して□に組み、最後に屋根板を接着します。

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屋根板の歪みは成型時に発生してしまう関係上、どうしても妻板・幕板と屋根板の間に隙間が発生してしまう事があります。205系のキットは設計が古く、先日作った22年前の相模線205系と同じ金型を使っています。その時代からの古い金型をずっと使っているのか、バリや歪みが多い感じがします。まあ、それでも金型が生きている限り再生産を行なってくれるグリーンマックスに感謝しなければいけませんね。妻板・幕板と屋根板の隙間は溶きパテで埋めておきます。今回組んだキットでは3両中2両は溶きパテを使った隙間埋めが必要でした。これで数日乾燥させます。

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先頭車1両は隙間なく組む事ができました。いくら綺麗に車体を切り継いでいても全体の寸法が狂っていては元も子もないので、18m車の寸法である床板長114mmに正しく合っているか確認するため京急旧600形の足回りを試しに嵌めてみました。適当なのでOK-18という古典的な台車が笑っちゃいますが、これで床板がちゃんと嵌るかチェックします。大丈夫そうですね。

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撮影用にFS372台車を嵌めれば良かったかも知れませんが、まあいいか。箱型に組むとなんだかニヤけちゃいますね。次回はいよいよ屋根上の工作に入ります。