伊豆箱根鉄道5000系の製作⑩

塗装工程が終わったので、車体表記などの仕上げに入ります。

まずはデカールの作成から。Inkscapeを使って車番と社章の原版を作ります。InkscapeMacBook Airで動作しないので、これはWindowsマシンで作成。

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原版を作成したらPDFに出力してUSBメモリーに入れ、セブンイレブンの印刷サービスでデカール用紙(ハイキューパーツ・クリアデカールTH)に印刷します。セブンイレブンは葉書サイズの印刷だけは持ち込み印刷可能なので、このような技が使えます。

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カッターで切り抜いて車体へ貼り付けていきます。社章はちょっと大きかったかも知れません。

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表記を一通り貼り付けたら、トップコート半光沢を吹いてデカールの保護を行います。これは簡単に缶スプレーで済ませました。トップコートを吹いた後はキット付属の窓をゴム系接着剤で貼り付けます。前面窓だけは今後ライト点灯化する予定なので今の段階では窓を入れないでおきます。

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続いてアクセサリー的に窓へ貼る広告と優先席表記をInkscapeで作ります。先日取材したときの写真から窓の広告を切り出して縮小します。車体表記と違って白ベースで作るので白色のラベルシートで作成します。解像度を高めるために高品位のものを使うと良いでしょう。

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インクジェットプリンターで印刷した後、適切な大きさにカットして貼り付けます。水平垂直がちゃんと出るように気をつけながら、カッターとピンセットで貼ります。

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とりあえず車体は出来上がりました。室内灯やライト点灯を行うのでまだ床板は貼り付けていませんが、これで走れる状態になりました。

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クモハ5003号・大雄山寄り電動制御車です。国鉄式に言えばM'cになるので、コンプレッサーや補助電源装置(SIV)などの補器が装備されています。

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モハ5004号・中間電動車です。M車で山側(この写真側)に主制御器などが付き、海側には主抵抗器がついています。抵抗制御ですがSIV動作を安定させるためなのか2丁パンタの重装備です。大雄山線なんて離線しまくるような速度は絶対に出さないんですけどねぇ....

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クハ5502号・小田原寄り制御車です。車体はクモハ5003を逆に向けたような構造で模型的にも床下以外は作り分けていません。

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今後の作業としては室内灯とライト点灯化していこうと思います。