113系1000番台横須賀線の製作④

車体の修整は終わったので、前面パーツの取り付けにかかりました。

113系1000番台の所謂冷房準備車に当たるクハ111-1026〜1063,1340〜1377のグループは、外観はユニット窓になり前照灯もシールドビームになるなどの大きな変化をしていますが、内部の構体構造は従来のままで前面強化構造になっていませんでした。そのため、1992年に成田線久住〜滑河の大菅踏切で過積載のダンプカーに衝突した際に前面が大破し運転士が死亡するという痛ましい事故が発生してしまいました。安全対策としてJR東日本では113系165系などの前面強化構造になっていない車両の前面を強化する改造が行われ、なかなかイカツイ顔に変化しました。

これを模型で再現するトレジャータウン TTP215-05「113/455系鉄仮面・キハ40手すりセット」で前面強化します。前面窓下の手摺りも台座があり通常タイプと異なるので全て削り落とした後に取り付けます。ステップも従来のものと異なり、衝突時の乗り上げ防止のためにアンチクライマーが装備されているのでこれも再現すべく加工しました。セットに付属しているテンプレートでφ0.3mmの穴を8個開けて4枚のアンチクライマーを取り付けます。

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また、113系1000番台のクハにはKE76ジャンパ栓が追加されてジャンパ栓が3つ装備されている特徴があるため、それもトレジャータウン TTP107L「113-1000系ジャンパー栓」を装着します。ジャンパ栓側はアンチクライマーは無くステップ1枚だけ取り付けます。ジャンパ栓はφ0.8mmの穴を開けて取り付けますが、別に塗装して取り付けるのでこの時点では穴だけ開けて合い具合をチェックするだけにしておきます。取り付けは塗装後に行います。

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さらにモハ112の屋根上の配管も作り直します。プラのモールドだと立体感が乏しいので、0.3mmの銅線で配管を再現します。これが結構見た目の効果があるんですよね。手間が掛かってもこれはやったほうが良いと思います。

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金属部品のプライマーの在庫が無いので今日の作業はここまでです。