113系1000番台横須賀線の製作⑥

先週の休みにクリーム色1号の塗装まで進めて、今週も塗装の続きです。と、その前に。

ヨドバシ.comで今回組んでいる113系量産冷房車の中間車2両キットが在庫僅少と表示されていたので購入してしまいました。合わせて台車も購入したのですが、取り付け方法がピンでは無くねじ止めなのでボルスタ部を加工する必要があるものの走行抵抗も少ないGMでは無くカトーの集電台車を買ってみました。

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取り付けは追々やっていくとして、まずは2両の組み立てから。先に組み立てていた中間車と同じく箱型に組み立ててから屋根上配管を行ないました。

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右が先に組み立てたクリーム色1号に塗ったモハ112-1000です。真ん中が追加で組み立てたモハ112-1000ですが、ほぼ同じ出来栄えになりました。配管がモールドのままとでは見栄えがだいぶ変わってきますからね。とにかく手間をかける事が面白いんです。

ここまで組んだらサーフェイサーを吹いて組み立ての確認と傷けしを行なって塗装の工程に戻ります。横須賀線113系は一般的に「横須賀色(スカ色)」という青い海と白い砂をイメージした色になっていますが、Nゲージに換算すると窓周りのクリーム色の幅が7.5mmになります。手順としては薄い色から吹いていくのがセオリーなので、先にクリーム色1号を吹いてから窓周りをマスキングして青15号を吹きます。窓周りをマスキングするのに最初から7.5mm幅のマスキングテープがあれば便利なのに...と思ってダイソーを見ていたら、あるところにはあるんですねぇ7.5mm幅のマスキングテープが。女子向けの製品でハート模様ではありますが(笑)、マスキングテープという商品名で売っているので本来のマスキングの用途で使用します。

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我ながら良いモノを買ったと自己満足で早速マスキングテープを貼ってみると、確かに7.5mm幅ピッタリなのですが車体側に凹凸があるので7.5mmでは幅が足りず、結局2枚重ねをするハメに。結構厚手なので凹凸にしっかりと押し込むのに爪楊枝でゴシゴシしないといけません。これなら薄手のタミヤの6mmテープを重ねたほうが使いやすかったかもしれません。まあ100円だから良いか。娘にあげてしまおう。

マスキングが終わったらもう一度クリーム色1号を吹きます。

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なぜ意味が無さそうな塗装をするかというと、こうすれば隙間があってもクリーム色1号で埋めてしまえば滲みを防ぐ事ができるからです。手間は掛かりますがトラブルを未然に防いで帰って手間が掛かってしまう無駄を無くそうという事です。

次にやっと青15号を吹きます。この色は隠蔽力が強いので2回重ねるだけで綺麗に仕上がりました。濃い色は簡単ですね。

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最後に屋根を軍艦色(2)で吹きます。これは缶スプレーの在庫があったので缶スプレーで。屋根布を張っている国鉄型車両はこれくらい濃い方がしっくりきます。

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大まかな塗装はこれで出来上がりです。屋根を乾かしている間に冷房装置を銀色、ベンチレーター等のパーツをねずみ色1号、床下機器を艶消し黒に吹きます。

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一通りの塗装作業が終わりあとは面相筆でタッチアップして細かいパーツの取り付け....なんて思っていたら、クハ111-1000の屋根上にゴム系接着剤を垂らしてしまう大失態を犯してしまいました(涙)

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幸い被害は1両だけで済んだので、屋根に付いた接着剤が乾いたら綺麗にはがしヤスリがけ→サーフェイサーを吹いて、軍艦色(2)を吹いて出来上がり...と思ったら、缶スプレーがブスブス行って空になってしまいました。やっぱりよく使う標準色は在庫を切らさないようにしないとなぁ。モデラーあるあるです。

仕方ないので近所のホームセンターで瓶を買ってきて段取りで1時間・塗る時間2分という時間配分でエアブラシ塗装しました。1両だけ塗るのも勿体無いので、長い事眠らせていた昭和時代のGM一体整形キットのクハ111-0の屋根も一緒に塗ってしまいました。

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スカ色も良いですが、湘南色も良いですよね。ひとまず今回の作業はここまで。