115系2000番台身延・御殿場線の製作②

2回目のサーフェイサーで出来栄えをチェックし、大丈夫そうなので塗装作業に移ります。

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115系2000番台は登場時ワインレッド(赤2号)に白帯(灰色9号)という身延色の装いで登場したのですが、国鉄からJR東海になった早い時期にごく普通の湘南色に塗り替えられてしまいました。前に星釜(EF81北斗星)を塗った時にこの色を買っていたので身延色もできたのですが、御殿場線でこの車両に乗った時には湘南色でしたので、やっぱり湘南色で塗る事にしました。

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まず黄かん色を吹きます。この色は本当に薄いので、何度か重ね塗りしないと思ったような発色になりません。3回ほど重ねてようやくみかんのような色になりました。

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続いて窓周りをマスキングして緑2号を吹きます。こちらは隠蔽力が強いので2回も吹いてやれば充分です。

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車体を乾かしている間に、床下をねずみ色1号で吹きます。床下が灰色になる事でグッとJR東海の雰囲気が出てきます。

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屋上機器のうち、冷房装置はGMのC-AU711とパンタグラフを銀色に吹きます。本来パンタグラフは狭小トンネル用のPS23Aなのですが、どこにも在庫が無く入手できなかったので、仮にPS16を装着しています。そのため、この編成は西富士宮より先には入れなくなってしまいました(笑)

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続いて屋根を軍艦色(2)で吹きます。冷房準備フタも一緒に吹いておきます。

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冷房準備フタは乾燥した後、ねずみ色1号で塗ったベンチレーターを接着しておきます。

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全体をしっかり乾燥させたら組み立てに入ります。HゴムはJR東海時代の設定なので黒色です。マッキー極細ではみ出さないように気をつけて塗っていきます。接着が取れなかった屋上機器もねずみ色1号を筆塗りしていきます。最後に窓を嵌めて渡り板・貫通幌を装着して車体は完成です。

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横須賀線113系に続き、今回も特注インレタをアドマさんに発注しました。車番や車体表記の白色の他に、大人の事情で販売されていないオレンジ色のJRマークも作成していただきました。現物の写真と色を合わせていくと、DIC81がほぼ同じ感じの色でしたのでこの色を指定して作成していただきました。極小のオレンジ色JRマークがJR東海所属の印ですからね。

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クハ115-2032です。スカ色から湘南色に塗り替えた他、冷房装置をC-AU711にして冷房準備蓋を取り付けました。前面の幌枠と渡り板を追加しました。側面の方向幕は実車に倣い緑2号の板で蓋をしてある姿にしました。

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◆モハ114-2611です。この写真では判りにくいですが、配管を銅線で作り直し微低屋根にしています。動力ユニットはトミックスを使用しましたが、カプラーはカトーカプラーを取り付けました。

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クモハ115-2011です。1000番台→2000番台化で運転席直後の窓配置を変更した他、ルーバーの追加・サボ受けの取り付け・貫通幌・渡り板を取り付けました。

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アップにするとちょっと恥ずかしい出来なのですが、このJRマークがイイですよね。行先方向幕は今回ラベルシートの切り出しではなく、方向幕部を白く塗った上にデカールを貼り付けました。パンタの関係で「西富士宮」行きとしています(^^;)