前回製作した113系1000番台横須賀線の時にカトーのねじ止め台車を使用して良かったので今回も同様に使用してみました。前回と違い今回は3Dプリンターがあるのでプラパイプではなくねじ止め台車アダプターをモデリングして大量生産して楽をしてみました。
まずはFusion360でモデリングします。精度が出るかどうかわかりませんが、M2ネジが入るようにネジを切ってみました。
ChituBoxでスライスした後、ELEGOO MARS2で出力しました。レジンはELEGOO純正の水洗いレジンを使用しました。小さい部品なので20分程度で出力完了です。
歩留まりがどれだけ出るか解らないので、とにかく一杯作ってみました。
水洗いした後、UV LEDで二次硬化させます。
完全に硬化したらボルスタ部に装着します。GMキットは往々にして腰高な感じになってしまうので車高調整でボルスタを若干削り、カトー台車の集電板の部分も穴を開けておきました。採寸して作ったので当たり前ですがピッタリ嵌りました(^^)。ただ、やはりネジを切ってもそこまで精度は出ないようで、穴を削ってネジを貫通させてナットで止めることにしました。
台車を装着するとこんな感じです。
続いて方向幕窓をモデリングしました。素材を生かすため、白色レジンを使って出力しました。SK本舗のABSライクレジンで水洗いタイプではないので、イソプロピルアルコールで洗浄する必要がありちょっと使いにくいかなとは思ったのですが、思ったほど臭くもなく収縮率もそんなに高くないのでほぼ思った通りの出力ができました。水洗いタイプより狙い通りに作りやすい感じです。やはり手間をかけるもんですね。
あらかじめ方向幕部に穴を開けておいたので、そこにパチっと嵌め込んで完成です。ちょっと大きかった感じですが、まあデフォルメという事で。白色である事を生かして、シールではなくデカールで「静岡」の行き先を作成して貼り付けました。今後室内灯をつければ裏から照射されて光るようになるのではないかと思います。