2020年5月にもグリーンマックス製キットに室内灯を付けるという記事を投稿しましたが、2年間色々と弄ってだいぶ改良されてきましたので、もう一度まとめましたので投稿したいと思います
今回は以下の点を考慮して作成してみました。
①なるべく簡単に作成できること
銅箔テープで配線・マグネットワイヤーも銅箔テープで貼り付けて工作を簡易化
②摺動部を少なくしてトラブルの原因を取り除くこと
台車の集電板からの通電はマグネットワイヤーで引き込み
という事で、今回もAmazonでテープLEDを調達。12V仕様の白色であれば何でも使えると思いますが、10cmに切り分けられるようなタイプを選んでください。
次にコレ、銅箔テープです。今回この銅箔テープが大活躍です。何が良いかというと、接着面も通電出来る事でしょうね。貼り付けるだけで通電しちゃいます。
事前準備として室内灯を作成しておきます。テープLEDを10cmに切り、ブリッジダイオードを極性に注意してハンダ付けしておきます。
では製作開始。
1.集電板にマグネットワイヤーをハンダ付けします。
今回は113系東海道線に室内灯を付けたのですが、台車は前回作った113系横須賀線に続き今回もカトーのねじ止め台車を使用しました。入手しやすく集電板も装着済みで黒染め車輪が引き締まってて良いですね。しかも転がり抵抗が非常に小さく走行性能も抜群。GMのDT21台車は非集電ですし、サイズもオーバースケールでデカすぎるんですよね。予め被覆をヤスリで剥がしておいたマグネットワイヤーを集電板にハンダ付けします。プラが溶けないようにフラックスを付けて素早くハンダ付けしてください。
2.片側に銅板をコの字に曲げてゴム系接着剤で貼り付けます
コの字の高さは車種に合わせて決めてください。113系では1cmちょっとでした。
3.床板に銅箔テープを貼ります
コの字に貼った銅板に接触するように貼り付けます。6mm幅の銅箔テープだったので、半分の3mmづつに切り分けて使用しました。ハンダ付けをしないでも貼り付けるだけで通電してしまうので非常に楽で良いです。
4.マグネットワイヤーを付けた台車を装着します
台車のハンダが多すぎると穴に干渉してしまいます。ここで台車を回転させて干渉しないように調整してください。
5.台車から生えたマグネットワイヤーを銅箔テープで貼り付けます
ここでも銅箔テープが大活躍。台車の回転の抵抗にならないようにマグネットワイヤーを弛ませて銅箔テープでマグネットワイヤーを貼り付けます。ホント簡単、貼るだけで通電します。ハンダ付けと違い、メンテナンス時に台車を外す時でも銅箔テープを剥がすだけで外れるのでメンテナンス性もよく非常に便利です。
6.自作室内灯をコの字に曲げた銅板にハンダ付けします
室内用のユニットは透明な板で支えをしておきます。今回はプラ板ではなくコストコのクロワッサンの蓋(笑)を約1cm幅で切り分けて銅板の反対側は銅板と同じ高さで90度曲げて支えにします。経年で反り上がってしまうことがあるので、真ん中付近は二重に重ねてテープで固定して支えにして反り上がりを防ぎます。
7.点灯をチェックします
0→12V、正逆それぞれ点灯するか確認します。
8.車体を被せて完成
ボディに干渉しないかチェックして完成。
ハンダ付け部分を減らして工作の簡易化で大量に作ってもへこたれる事も無くなり、接点・摺動部を減らしトラブル要因を排除した事で快適な走行が期待できます。
ただGM板キットは内装が無いので、次は内装を作ってみましょう。