京都鉄道博物館の旅② サンライズに乗車

いよいよ旅行当日(6/23)、昼間はサクッと在宅勤務をこなし自宅で夕食と風呂を済ませて出発。22年ぶりに夜行列車の旅へ出発です。いつもは仕事から帰ってくる時間に茅ヶ崎駅から電車に乗って出掛けるというのも新鮮な気分ですね。

サンライズに乗車する東京まで向かうのですが、良いタイミングで上野東京ラインが無いため湘南新宿ラインに乗車して大崎で山手線に乗り換える事にしました。

大崎で山手線に乗り換えて東京駅に到着。21:00になるちょっと前だったので丸ノ内の赤レンガ駅舎のライトアップが行われていました。本当に美しい東京を代表する風景です。

折角なので正面から撮ろうと思ったら21:00になってしまいライトアップ終了...もう1本早い電車で東京まで来ればよかったと後悔。

入線時刻は21:35頃で時間にまだ余裕があるのでエキナカをぶらぶら見ていたら、既にLED表示機にはサンライズ瀬戸の文字が表示されていました。夜行列車に乗る時のワクワクする気分、凄く久しぶりに味わって感動です。東京口の夜行列車で最後に乗ったのは1997年の「はやぶさ」なのですが、当時の感覚が蘇ってきました。

早速ホームの乗車位置で待ってみます。まだ平日の帰宅客が多い中寝台特急の乗車列に並ぶ高揚感最高ですな。足元の「サンライズ瀬戸・出雲号 Cars No.5号車」が輝いてます。

21:35ちょうどに列車が入線。一眼で動画、スマホで写真を撮りながら感動の対面です。

既に車内整備はできた状態なのですぐにドアが開き乗車。5号車11番のB寝台シングルです。ここは6号車との連結部にある1人個室で通常の2階建て構造のシングルと違い平屋部分に部屋があるので天井が非常に高く「アタリ」のB寝台と言われています。車端部なので揺れる・モーター車なのでうるさいなど言われていますが、私は全然不満はありませんでした。5号車乗車位置から乗ってしまったので同じ車両にある指定席「のびのび座席」を通り抜けて室内へ。

室内の様子はこんな感じです。これでB寝台ですからねぇ...素晴らしいの一言。

2000年の北斗星以来、22年ぶりの寝台特急です。当時は24系の開放B寝台だったのですが、今回は同じB寝台とは思えない豪華設備です。オートロックの個室でテーブルもあり、もちろんコンセントもあるので充電やPCが使えます。流石に20年以上前の車両なのでWi-Fiは無いのですが、この月はahamoパケットが余っているので気にせず使えます。個室でMacを使ってFacebookに投稿できるなんて素晴らしいですな。

21:50に定刻通り出発。車内放送を聴きつつ備え付けの浴衣に着替えてMacを見ながら一杯飲んでいると、隣で先に発車した東海道線に友人が乗っているとのFacebook投稿がありました。その電車を大船で追い越すようなので追い抜くところを撮ってみましたが、乗車しているというグリーン車1階はちょうどベンチの陰になってしまい見えませんでした。残念。でも向こうからも動画が送られてきたりして実況しながら列車に乗るなんて最高に楽しい遊びです。

先ほど出発した茅ヶ崎を通過します。最寄駅を夜行列車で通過するなんてなかなかできない貴重な経験です。

熱海駅に到着。ここからJR東海管内に入ります。明日元気に観光したいのでここら辺で寝る事にします。おやすみなさい.....

程よい揺れ具合とレールのジョイント音が眠気を誘いしっかりと寝る事ができました。最高の贅沢です。翌朝、目が覚めてロールカーテンを開けてみると既に大阪府千里丘駅を通過するところでした。吹田機関区の後ろに朝焼けが見えてきました。途中殆ど起きる事なくしっかりと5時間寝る事ができました。浴衣から着替えて顔を洗うと大阪駅に客扱いなしの運転停車をしました。大阪環状線のホームに誰も居ないというなかなか見られない光景を見る事ができました。

大阪を出発して130km/hで快調に飛ばし神戸を過ぎて海が見えてくると明石海峡大橋が見えてきました。この辺まで来ると周りの部屋でも徐々に起き出す人が増えてくるようで車内のさまざまな音が聞こえるようになりました。この車両は高松まで行くのですが、今回は途中の姫路で下車します。名残惜しいのですが姫路駅で見送りました。方向幕の「高松」の文字が悔しいですなぁ。次は全線乗ってみたいもんです。

サンライズが出ていくのを見守った後、ホームを見ると何と岡山の115系が停まっているじゃないですか。JR東日本ではもう見る事ができない115系が現役バリバリって凄いですねぇ。岡山地区の113/115系はいわゆる「末期色」と言われる黄一色なので同じような姿の113系115系の見分けが付きにくいのですが、タイフォンにシャッターが付いているので115系です。113系だとお風呂の排水口みたいなスリットになっているのでこの部分が見分けのポイントです。

姫路から先は初めて乗車する播但線です。楽しみですなぁ。