秋の乗り放題パスの旅① 仙台牛タンの旅

10/17〜21にリフレッシュ休暇を取得しました。家族は通常進行なので、一人で思い切り乗り鉄をして名実ともにリフレッシュをしたいと思います。という事できっぷを購入したのですが、今回は「鉄道開業150年記念秋の乗り放題パス」というものです。これは青春18きっぷの3日版のようなものですが、連続した3日である事や複数名では使用できない事から、ちょっと使いにくいきっぷではありますが、¥7,850という破格値でJR全線乗り放題は最高です。同じ時期にJR東日本限定で新幹線指定席まで乗り放題のきっぷが発行されていたのですが、ちょうど東北地方で行きたい方面が全て夏の豪雨で運休となっていて行く事ができないので、この切符でJR東日本以外にも乗れた方が楽しいと思ってこっちを選んだ次第です。

まずは茅ヶ崎駅から始発で上野まで行きます。始発列車って結構乗車率高いんですね。ギリギリ座れた感じです。

上野で常磐線・普通水戸行き(6:04発)に乗り換えます。この時間帯は品川まで来ないので表示は「上野東京ライン」ではなく「常磐線」です。

我孫子付近で緩行線を走る小田急4000系とすれ違いました。千葉県の結構茨城寄りで見慣れた小田急車と遭遇するなんて。こんな遠くまで走ってきているのは知識としては持っていましたがいざ実際に見るとちょっと驚きました。この付近まで来たらとうとう雨が降ってきてしまいました。乗り鉄なので天気はあまり関係ないのですが、でもやっぱり晴れていた方が気分は良いですよね。でもこればかりは仕方ないです。

8:00ちょうどに水戸駅到着。乗り換えに11分あるので一旦改札から出てみました。見たかったのは.....

黄門様御一行の銅像です。さすがに朝ラッシュ時間帯にじっくり見ている人は私以外居ませんでした(笑)

水戸からいわきまでは特急に乗るので事前に茅ヶ崎駅で乗車券を購入しておきました。特急券は駅ねっとでチケットレス発券して少し節約。

水戸の鉄道車両が並びました。左からE657系E531系、E501系、キハE130系です。この地域も既に国鉄型車両は定期運用では走ることはありません。たまにEF81が走る程度でしょうか。国鉄が無くなってから既に34年、そりゃ居なくなるはずですよね。

水戸からいわきの間は「ひたち1号」に乗車します。この区間を普通で乗り通すといわきから先が繋がらず行程が組めなくなってしまうので、ここで桃鉄風に言えば特急カードを使います。

E657系は初めて乗りましたが、Free Wi-Fiや全席コンセントなど新幹線並みの充実度合いで、車内で快適にMacが使えました。もちろん出張の方は仕事もバリバリできるでしょうね。

9:22にいわきに到着。いわきからは再び普通列車の旅となります。次に乗る原ノ町行き普通列車(9:22発)は先程乗った車両と同じE531系ですが、5両編成でワンマン運転でした。駅で切符授受を行う都市型ワンマンという信用乗車制の運転方法でした。今は殆どの人がSuicaで乗車するので駅にリーダーを設置すれば車内で運賃授受する必要ありませんからね。でも切符の人が無人駅間で乗車したらどうするんでしょう??

福島県をどんどん北上し10:44に原ノ町に到着しました。いよいよ仙台エリアに入りました。車両も東北のスタンダード・701系電車になりました。ここまでずっとクロスシートでしたが、とうとうロングシートになってしまいました。でも座り心地は良いし窓も大きいので全然苦にはなりません。

岩沼を通過。ここから再び東北本線になります。常磐線は「本線」と付かない線区では日本で一番長い路線になります。日暮里駅から343.7km、さすがに長かったですね〜。

12:18に仙台に到着しました。バイクや車では仙台まで何度か来てましたが、鉄道では何十年ぶりでしょうか。久しぶりの仙台で目的のお店へ。

事前に調査して、ランチで美味しくいただけそうなたんや善治郎さんを選びました。いくつか店舗はありますが、JREポイントが貯められるエキナカのお店をチョイスしました。

お店の列で待つこと30分、ようやく店内へ。一人だったのでカウンター席に案内されました。目の前では美味しそうに牛タンを網で焼いているじゃないですか。テンション上がりますね〜。

もちろん牛タン定食3枚(¥1,900)を選びました。とろろご飯とサラダが選べるので、私はとろろご飯をチョイス。当たり前ですが、牛タンはもう言うことなしに美味いです。全然固くないんですよね。これだけのために仙台まで行ったようなものですから....牛タンもさることながら、一緒についてくるテールのスープが絶品でした。

食後は娘に頼まれて駅前のパルコにあるポケモンセンタートウホクへ。目的のものは売り切れだったのですが、限定品が色々と置いてあって面白いですね。

自宅用のお土産を買ったら、今度はすぐに東北本線普通・白石行き(14:00発)で帰途につきます。E721系は初乗車になりますが、3つドアの低床車という関東では見る事ができないデザインで新鮮です。東北の電車は貫通扉が広幅なのは何故なんでしょうね?

14:48に白石に到着。3分乗り換えで次の福島行き(14:51発)に乗車します。ホーム対面なので乗り換えは楽でした。この白石駅は小学1年の時に家族旅行で「ひばり」から下車した思い出深い駅です。東北特急全盛期の白石は駅前も商店やスーパーがあり、バスターミナルから遠刈田温泉蔵王に行くバスが発着していたりして活気があったのですが、新幹線のルートから外れてしまった今、観光地へ行くバスは白石蔵王駅から発着となってしまいこちらの白石駅は衰退、ローカル線の一駅みたいになってしまいました。それでも自動改札がある仙台近郊の駅ではあるので、通勤通学客は結構いるみたいです。

ここからは2両ワンマンの列車で県境越えです。

15:25に福島駅に到着。ここからは再び車掌がいるツーマン運転の4両編成になりました。福島から先では夕食の調達が難しそうなので、15分の乗り換えの間に夕食を購入しておきます。そう言えば昭和62年(1987)に青春18きっぷ青函連絡船に乗りに行った時にも帰りに福島駅で駅弁を買ってたのを思い出しました。当時は急行型455系の普通列車でボックス席で同行の友人と一緒に弁当を食べていました。懐かしいなぁ。

福島-新白河区間は郡山で系統分割されている事が多いのですが、幸い郡山を通り抜け新白河まで直通する数少ない列車で乗り換えの手間が省ける形となりました。

ただ仙台から乗ってきて思ったのですが、仙台エリアに住んでいる人はクロスシートの相席を極端に嫌う傾向があるんじゃないかと感じました。この列車に乗っていても結構クロスシートは余裕があるのに敢えて座らず立っている人が多いこと...仙台付近でもそうでしたが、なぜか701系ロングシートだとちゃんと着席しているんですよね。実は仙台エリアではE721系クロスシートより701系ロングシートの方が地域の実情に合っているんじゃないかと思いました。

再び雨が降り始めた新白河に17:09に到着。黒磯行き(17:15発)に乗り換えです。同一ホームの前後で乗り換えなので、段差はないもののちょっと歩く感じになります。乗り換えた電車は水戸の電車・E531系です。こんな水戸から遠く新白河まで遠征してくるのには理由があって、交直切替があるので交直両用車じゃないと通過できないからです。ここでも都市型ワンマン運転です。

17:38に黒磯に到着。ここからは相模線と同じE131系の色違いの宇都宮行き(17:43発)になりますが、5両から3両に減って夕方ラッシュ時間帯に大丈夫なのか心配になります。黒磯で着席7割程度埋まっていたのですが、案の定矢板あたりで立ち客多数。結構な混雑になりました。減車で積み残しなどの問題も発生していると言う報道を見ていたのですが、確かにこれはちょっと問題かも知れませんね。

18:38に宇都宮に到着。ここからはグリーン車が連結されているのでSuicaグリーン券を使って茅ヶ崎まで一気に‥と行きたいところだったのですが、接続列車は快速ラビット上野行き(18:38発)でもう1回乗り換えが必要でした。乗り換えないで帰ろうとするとこの後に出発する湘南新宿ラインがあるのですが、それに乗ると茅ヶ崎到着が20分以上遅くなってしまうのでこちらに乗ります。グリーン券は通しで使えるので損はしないので良いでしょう。

いつもは2階の一番後ろを陣取るところですが、雨の夜で景色が見えないので珍しく1階の一番後ろをゲット。ここで一杯引っ掛けながら夕食です。小山を過ぎると快速運転区間に入り快適に走ります。

浦和(19:51着)で一旦降りて後続の高崎線系統の上野東京ライン熱海行き(19:56発)に乗り換えます。なぜ浦和か?と言うのは、大宮だと乗り換えでホームが変わってしまう事、さいたま新都心は快速なので通過してしまう事、その先だと都内に入って混雑してきてしまう事もあり、同一ホームで乗り換えができる浦和で乗り換えを行った次第です。

21:24に茅ヶ崎駅に到着しました。宇都宮からグリーン車で快適移動。日帰り仙台牛タンの旅も終わりです。雨が降っていたので神奈中バスを最寄りまで乗車して帰宅しました。

さて、途中下車印の通り茅ヶ崎で途中下車(笑)をした訳なのですが、翌日は体力温存のために近所でぐるぐるとJRを乗り回そうと思っています。さてどこ行こうかな??