211系の5000番台化

実家から引き上げてきた211系1000番台の5000番台化の加工を始めてます。現行の5000番台キットを購入しているので、当初の計画だった3両のSS編成ではなく、1M車で2両編成のGG編成にする事としました。というのも、311系+211系+211系で8両の静岡朝ラッシュ編成を再現したかったからなんですが、これにより中間車が3両余る事となり、残りの中間車を使って0番台にしようかと思ってます。

加工前の211系はこんな感じ。

20190326_135940716_ios

中間車3両はほぼ無加工で、湘南帯をキット付属シールで仕上げていました。この付属シールも色褪せていて再使用は無理そうなので全部剥がす事に。塗装は25年以上前の当時ではステンレス車体のヘアライン仕上げとダルフィニッシュ仕上げの違いを表現するために、当時売っていたMrカラーの塗って磨くとステンレスのピカピカが再現出来る塗料(名前失念)をうボディ下半分に使っていましたが、かなり塗装が劣化していて非常に汚らしい外観になってしまっていました。なので塗装もいったん全剥離して塗り直す事に。

20190326_135905597_ios

先頭車2両は5000番台化加工の途中で、前面窓は拡大完了し、屋根のビードを削り落としている途中の状態になっていました。1000番台と5000番台の違いは前面窓の大きさだけではなく、クハのトイレの有無、屋根の冷房装置が集中型のAU75G→集約分散型のC-AU711になっているなどの大きな違いの他、パンタ周りの配管の取り回しが違ったり結構似ているようで違ったりします。

屋根のビードとトイレ部分は切り接ぐため、サハ211の1両をバラして部品取りにして乗客にはお気の毒ですがクハ210のトイレを撤去しトイレ無しにします。

20190328_130016836_ios

ビードの部分で切り取って車端部の窓を付けます。実はこのトイレですが、キットではトイレ部分はわざわざ埋める加工をしていたんですね。なので窓を復活させる形になりますが、窓桟が全部削り落として埋めていたので切り接いだ方が楽なのでこのようにしました。

屋根は冷房装置の部分にサハ211から切り出したビード付きの屋根を切り接ぎました。そこまでやっておいて、その他の加工をする前にシンナー漬けで塗装を剥がしたのですが、ちょっと浸透しすぎてクハ210の前面FRP部分が溶け落ちてしまいました。若干ではあるので、後でパテで補修しておきますか。

20190405_143731000_ios

続いてクモハ211の屋根も加工。ビードの切り接ぎはクハ210と同様ですが、パンタ周りの配管の取り回しが違うのでいったん全部削り落としました。さらにクモハ211-6000番台は身延線対応の「微低屋根」なので、実車で2cmほどパンタ周りの屋根が低くなっています。Nゲージの1/150で0.13mmという僅かな分だけ屋根を削りました。屋根にちょっとだけスジが付いているな~という程度の殆ど判らないレベルなのですが、ほぼ自己満足の加工をしました。軽く彫刻刀で削って#1000の耐水ペーパーで磨いておきました。

20190409_132655067_ios

とりあえず今回の加工はここまでです。