Nゲージ15両収納ケースの製作

以前、Nゲージ16両収納ケースの製作というのを掲載しましたが、このケースの欠点として車体を縦に並べるため輸送中に車体が動いて連結器に負担が掛かってしまい台車マウントのKATOカプラーが折損してしまう事故がたびたび発生してしまいました。

そこでしっかりと車体を固定して連結器にも負担がかからず収納性能も極力落とさないようなケース構成を考えてみました。その結果このようなケースができましたので紹介したいと思います。

見た目はこんな感じです。材料は旧型と同様ダイソーのA4ワイド書類ケースを使用しました。それでは製作方法を書いていきましょう。

①カラーボードを 300mm X  210mm にカット

ダイソーのカラーボードを使用しました。色はなんでもOKです。今回は白を使いましたが、黒でも全然構いません。

②140mm X 25mm を12本・210mm X 25mm を2本作成

カット材を作成します。旧ケースで使っていた部材を再利用したので汚れていますが、どうせ新品を使っても汚れるので無問題です。

③ゴム系接着剤で接着

写真のような形状に接着します。車両が入る場所の一つの幅は29mmです。板厚を含めると34mm毎に並べると綺麗に並びます。タミヤセメント等の模型用接着剤だとボードが溶けてしまうので必ずゴム系接着剤を使うこと。接着剤が乾くまではこのまま置いておきましょう。この状態で模型を入れると接着剤が付いて悲惨なことになるので注意しましょう。

④カッターで凹みを作成

乾燥すると結構な強度で出来上がっていることがわかります。これならガッチリ保持できますね。でもそのままの形状だと冷房装置やパンタグラフ等の屋根上機器が干渉して入りません。

下の写真のように冷房装置とパンタグラフのところをカッターで切り取ります。このようにすると車体が振動でも保持されるようにもなり連結器にも負担がかからなくなります

⑤1両は真ん中に縦収納

このような分割方法だと素直に入れると14両しか入りません。東海道線横須賀線のように15両編成などの場合はできれば1つのケースに収納したいですよね。そこで1両だけは縦に収納するため2枚の縦仕切を削って縦に車両が入るようにします。

 

これで完成です。あとは蓋にプチプチを貼って車両の保護をしましょう。E233系は10両基本編成しか持ってないので、空いてるスペースに115系を3両だけ入れてみます。JR東海インバータクーラーだと薄いので仕切りを削らなくても入りますね。