167系H11編成の製作③

はめ込み窓の工法が(一番残念な方法で)決まったので、素材集めを始めます。

今回は4両編成キットを購入しました。H11編成は①の通り、1両は165系なのでこのキットのうち既に組み終わっているモハ166と引いて2両をこのキットから作ります。残り2両は色々遊んでみようかと思ってます。

クハ165はシールドビーム改造済みのモントレー色を中古で購入して湘南色に塗り替えます。車体の加工は特にありません。塗装を剥がす前にウェザリングの練習台にして前面を汚してみましたが、イマイチでしたね。もっと修行をしないと。

その他、台車DT32、集中型クーラーAU72、分散型クーラーAU13と斜押込型ベンチレーターのセットを購入しました。

素材が揃ったところで組み立て開始です。

まずクハ167の加工方法を検討してみます。

側面はクハ155で運転席小窓と乗務員室扉の表現が異なるので113系のサービスパーツを切り継ぐことにします。前面・妻面・屋根は113系の余りパーツを活用します。前面はクハ115用パーツなのでタイフォンの位置と形状が違うためGMタイフォンカバーに交換します。

では車体の加工開始です。窓は嵌め込み化するのでサッシを全て削り落としておきます。一緒にサボ受け等の位置も違うので削り落とします。167系は更新時にトイレ窓を埋めているので実車同様トイレ窓を埋めておきます。運転席部分は113系パーツを切り継ぎます。

サボ受け等のパーツはいつものトレジャータウンを使用、妻面も加工します。側面ステップは銀河モデルを使用しました。

-- ここからは個人的な考えです --

接合部は瞬間接着剤を使って接合してヤスリがけをしている方が多いように思いますが、スチロール樹脂同士を接合する場合は部材をほんの少しだけ大きめに切った後、流し込み接着剤で接合して乾く前に押し込むと接合部が盛り上がりますよね。完全に乾燥した後に盛り上がった接合部をヤスリがけすると綺麗に繋がります。スチロール樹脂と瞬間接着剤は硬度が違うのでヤスリがけする時にスチロール樹脂の方が硬度が低いので先に削れてしまい逆に後処理が面倒になるようなことが多いような気がします。

勿論、異素材を接着する場合はそれに合った接着剤を使えば良いのですが。

鉄道模型誌に関わらず、最近の様々なジャンルの模型雑誌で瞬間接着剤推しなのはどうなのかなぁ、と思った次第。

--ここまでが個人的な考えです --

前面パーツの加工を行います。今回使用するのはクハ115の前面で、タイフォンカバーの形状や位置が違うのでGMのスリット型タイフォンカバーに交換します。大目玉のシールドビーム改造車でタイフォン位置がちょっと低いのでタイフォンを削った位置から少しだけ低い位置の塗り分け線付近の位置まで下げて接着します。手すりはいつもストックしているトレジャータウン製を使いました。幌枠は貫通幌を付ける予定なので加工せずそのまま、渡り板は在庫がないためプラ板t0.4を切り出して貼り付けておきました。

一通りの加工が終わったら箱型に組みます。2種類のキットを組み合わせているので合いにくい箇所もあるのでパテで埋めながら接合します。オデコの部分はかなり段差が出てしまったので大量にパテを盛ってなんとかカーブを馴染ませます。

なんとかパテ盛り修正ができて車体の加工は完了です。

それでは塗装工程に移りましょう。