167系H11編成の製作⑤

完成した東チタH11編成を見ていきましょう。

 

1号車・クハ165-3

熱海寄り先頭車で、この車両だけはカトー完成品165系モントレー色を塗り替えたもので、ベンチレーター別体化を行っています。冷房化改造時にMGが増設され、JR化後の車体更新時にトイレが撤去されて床下の水タンクも撤去されています。模型ではMGが無く水タンクがある形態をしていましたので、ストックの機器からそれっぽいものを組み合わせてMGっぽくしています。ライトのLEDは旧製品で橙色だったので電球色LEDに交換、内装も塗装して自作テープLED室内灯を付けておきました。

 

2号車・モハ167-1

車体は155系・屋根と妻板は113系、足回りはジャンクのクモハ165から拝借しました。内装と窓はジャンクのモハ152から拝借しています。

 

3号車・モハ166-1

先行試作で作成した車体をそのまま使っています。車体は155系、低屋根部は101系・その他屋根は113系を使っています。集中クーラーAU72はトミックスの分売品、動力ユニットはジャンクのモハ164を利用しました。動力ユニットの状態が悪くキューキュー鳴る状態だったので全バラシを行い徹底的に洗浄と注油を行い、なんとかマトモに走るようになりました。

 

4号車・クハ167-1

東京寄り先頭車です。車体側面は155系、先頭部・屋根・妻板は113系、足回りはジャンクのクハ165から拝借しました。前面は実車同様、貫通幌とジャンパ線を付けています。クハ167は本来運転席雨樋が短いタイプだったようですが、雨樋を延長する工事が行われていましたので雨樋は運転席小窓上まで伸びた姿にしています。

動力付きの4両編成が出来上がりました。試運転も上々、なかなか良い感じに走ります。

今回の反省点としてはコストがかかり過ぎてしまった事でしょうか。4両編成を作るのに完成品を5両も使い、うち4両は部品採りで潰すという事をしてしました。もう少し工程を考えたらコストを抑えられていたんじゃないかと思っています。ただ完成品の窓流用は絶大な効果でした。見栄えは非常に良いものになったのですが、ただ今後同じ手法を使うかと言われるとちょっと考えてしまいますね。165系完成品に狭幅ドアを移設すれば167系になるんじゃないかと思うので、次作る際には工法を変えてみたいと思います。