KATOパワーパックスタンダードSXでTOMIX車両を走らせる

KATO パワーパックスタンダードSXでTOMIXの車両を走らせてみました。

Nゲージなんて規格があるじゃん、と思う方も多いと思うのですが、実はTOMIXの車両の説明書には以下の文があるんです。

他社製の、直流(D.C.)12V以上を発生するパルス制御式コントローラー(カトー製KU-1など)をご使用になると、異常な発熱など、思わぬ事故が起きる危険がありますので、本製品の運転にはご使用にならないでください

と書かれています。常点灯はおろか、走ることすらダメですと書かれてるんですね。でもうちにあるレールのシステムはユニトラック、しかもパワーパックもパルス制御式コントローラーです。じゃあ走らせて確かめるしかないね、という事で走らせてみました。

まずコントローラー。カトーのごくごく普通のパワーパックスタンダードSXにACアダプターはNゲージ用の13.5V 1.5Aのもの。内部の電圧降下の事を考えてもまあ大丈夫そうですが、パルスの波形はピーク時どれだけ出ているか測定器が無いので測りようがないのでぶっつけ本番。

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見た目は安っぽいのですが、3000円台でPWM制御の常点灯対応コントローラーって凄いですよね。しかも安心の日本製。このコントローラーの性能チェックです。

骨董品のSANWAのアナログテスター、JP-12Dでの測定なので精度は出ていないと思うので、参考程度に見ていただければ良いと思いますが、無負荷時にフルパワーを掛けて13Vちょうど。

 

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まあ実際に走行する車両の電圧降下の事を考えても走りっぱなしでなければこれくらいの電圧ならさほど問題はなさそうと判断して、実際に車両をレールの上に。実験台はTOMIX 313系2600番台セット(98256)です。もちろん常点灯対応です。

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ライトを点灯するところまでコントローラーのツマミを回すとアナログで0.4V付近でライトが点灯しました。全く問題なく常点灯可能です。続いてジワジワと動き出す所までツマミを回して電圧測定。この状態でだいたい0.6Vをちょっと超えている程度でした。元々使っていた自作のトランジスタコントローラーじゃピクリとも動かない電圧ですね、これは(^^)。

この値段でこの性能を出されちゃ自作する気が無くなりますな。ユニトラックだからレールを買い足せばHOだってこれで走らせられるんですし、イイ物を買ったんじゃないかと自己満足です。

この結果、普通にTOMIXの車両をKATOユニトラックで走らせるのはほぼ問題ないレベルですが、HO用のACアダプターを使うと16V位まで電圧が上がっちゃうと思いますので、HO用をNで使うのは止めた方が無難じゃないかな、と思った次第です。