113系1000番台横須賀線付属編成の製作②

クハ111-1604が出来上がったので、残りの3両を作っていきましょう。今回ももちろんコレ。GMエコノミーキットの113系量産冷房車です。このキットは2癖くらいあるので、作る楽しみ一杯ありますよね。

まず最初に前面パーツの修正と側面の切り継ぎを行います。このキット最大の難点と言われているオデコの低さをパテを盛って修正します。これでだいぶ顔つきが良くなるんじゃ無いかと思います。1000'番台の特徴である下にあるタイフォンを残し、不要なライト横のタイフォンを削ってしまいます。後でパーツをつけるので手摺も全部削っちゃいましょう。

続いて側面。クハ111-1000は東京地下用のATC機器を積んでいる関係で運転室助手席側後ろの窓が埋められているので、キットに付属しているサービスパーツを切り継ぎます。今でこそATCだから窓が無いなんていうのは考えられませんが、昭和40年代当時のアナログ&TTL論理回路を組み合わせたATC機器はとても床下には収まりきらず巨大だったんですよね。定員が減るのを承知でやむなく室内に積まざるを得なかった事が偲ばれます。103系なんて運転室の直後はコインロッカーみたいでしたし。完全に床下に入って前面展望が楽しめる様になったのは国鉄末期の205系からです。

続いて側面の修正です。中間車の成形は様々な形式に対応できるようになっているため、不要なモールドが多数あります。1000’番台は新製時から電動方向幕が付いていたのでサボ受けがありませんのでこれを削り取ります。モハ113はMGが無いので真ん中ドア付近にある風道が無くルーバーを削り取ります。

今回は苦労もなく箱型に組み上げる事ができました。ホント、ロット毎に出来が全然違うんですよね、このキット....