115系2000番台身延・御殿場線の製作①

113系1000番台の製作の際、2階建てグリーン車サロ124だけは自作が無理そうだったので、ヤフオクでカトーの完成品を落札。ほぼ中古相場価格で落札できたのですが、届いたものはサロ124本体の他にオマケでカトーの車両ケースと115系1000番台スカ色3両編成が付いていました。破格のサービスで素晴らしいです。もちろん「非常に良い」評価ですね!

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このオマケで付いていた115系1000番台、一見完成品加工かと思ったのですが、何とGMエコノミーキットを気合で切り継いで窓割りを変更して作成していました。前面も別パーツで仕上げていて、中間車は2丁パンタになっています。ただ塗り分けラインが湘南色に近い位置であったり、床下機器が違っていたり、動力ユニットが103系だったりと、ちょっと惜しい出来になっていました。せっかく綺麗にできているのに勿体ないなあと思いつつ、中間車のモハだけ113系にしようと思ったのですが、いざ他の完成品加工と比べると違いが結構出てしまうので断念し、これをベースに身延線御殿場線をはじめ東海道線などの静岡地区で活躍していたJR東海115系2000番台の3両編成を作ってみようと思います。御殿場線国府津まで来ていた車両なので神奈川県を走った車両というコンセプトにもあっています。

まずは塗装剥離のために窓と冷房装置を外し、IPAに漬け込みます。冷房と窓を外すと北長野の廃車待ちの様な姿になってしまいました(笑)

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IPAに漬け込む事2日、綺麗に剥離できました。市販品よりも塗膜が薄いので簡単に剥がれました。

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ここまでしっかり剥離できると気持ちイイですね!

続いてクモハ115の1000番台→2000番台化を行います。クモハ115は1000番台と異なり温暖地仕様なので雪切室がありません。そのため、運転室助手席側窓配置がクハ115と同じ配置になっているので、先日作成したクハ111-1000を作る際に切り離した窓部分を再利用して切り継ぎます。

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現物合わせで切り継ぐ場所を決めます。

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このような形で側面を切り継いで窓配置の変更は完了です。継ぎ目は瞬間接着剤で埋めておきます。

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ヤスリがけして継ぎ目を消した後、トレジャータウンの国電用ルーバーを貼り付けます。

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横浜のイモンで仕入れた冷房準備フタとサボ受けを取り付けます。冷房準備フタは塗装後の仕上げ時に取り付けますが、サボ受けはサーフェイサーを吹く前に瞬間接着剤で取り付けます。

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クモハ115-2000は他の近郊型電車ではあまり見受けられないルーバーの両側に種別受け・号車札受けが分かれて付けられています。市販製品ではここまで作り分けしてくれないところなんですよね。 

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サーフェイサーを吹いて出来栄えを確認します。継ぎ目も消えたので、塗装作業に入ります。