今回は仕上げということで、各部の色差しなどを行います。
今回のプロトタイプとなる国府津車両センター113系K55編成は非常にバラエティーに富んだ構成となっていて、ざっくりとこんな感じになっています。
↑熱海・静岡
[1]クハ111-2058 2000番台・未更新・Hゴム灰色・シートピッチ改善車
[2]モハ112-318 0'番台・未更新・Hゴム灰色
[3]モハ113-318 0'番台・未更新・Hゴム灰色
[5]サロ110-1259 平家グリーン車・未更新・Hゴム灰色
[6]モハ112-1205 1000番台・更新・Hゴム黒/ドア窓金属押さえ
[7]モハ113-1205 1000番台・更新・Hゴム黒/ドア窓金属押さえ
[8]サハ111-1033 1000番台・更新・Hゴム黒/ドア窓金属押さえ
[9]モハ113-1503 1500番台・未更新・Hゴム灰色・シートピッチ改善車
[10]モハ112-1503 1500番台・未更新・Hゴム灰色・シートピッチ改善車
[11]クハ111-240 0'番台・未更新・Hゴム灰色
↓東京
地上用0'番台/2000番台・地下用1000番台/1500番台・ステンレスのグリーン車とJR東日本の113系バリエーションが全部揃っているような編成でした。この中に書いてある「Hゴム」というのは窓ガラスを車体に取り付ける際に使用するゴム部品の事で、ハメ殺し窓の固定に使用されていいます。このHゴムの表現が苦手で毎回苦労していますが、黒はマッキー極細黒でなんとかなるのですが灰色はさてどうした事か...という事でとりあえず近所のヤマダ電機で灰色のペンを調達してみました。1本目はガンダムマーカー・ガンダムグレーでもう1本は水性のポスカはいいろです。
なぜすぐ剥がれてしまうポスカを選んだかというと、失敗した場合に擦れば落ちるのと最終的にトップコートを吹くので皮膜でカバーできるのではないかという考えで選んでみました。
この両方のペンをテスト用ボディで試し塗りです。まずはガンダムマーカーから。以前相模線205系の正面黒を塗った実績もあるペンなので実力は折り紙付きなのですが、国鉄型車両のHゴムはもっと白っぽいのでHゴムとしてはガンダムグレーは濃すぎる感じでした。
次にポスカで塗ってみました。白っぽいHゴムの色がバッチリです。擦れば落ちる特性を活用して戸当たりゴムも灰色にしてみます。昔はこういった墨入れ塗装はエナメル系塗料で頑張っていたのですが、ポスカならたっぷり押し込んで乾燥したら擦るだけでできてしまいます。
戸当たりゴムの周りについた余分なポスカを擦って落とすと綺麗に墨入れができました。ついでにステップもマッキーペイントマーカー極細銀で塗っておきました。
Hゴムとステップを塗った後、屋根上に冷房装置とベンチレーターを取り付けて車体の部分はほぼ出来上がりです。
足回り等の加工はまた次回。